一般社団法人日本植物油協会は、
日本で植物油を製造・加工業を営む企業で構成している非営利の業界団体です。

お知らせ

持続可能なバルクローリー物流のために

3.バルクローリーによる納品面での課題

課題
1高所での納品作業
納品作業時の労働災害は発生時には安全配慮義務違反として着荷主が責任を問われる可能性あり
2品質・衛生事故
作業ミスを起因とした異物混入、油漏洩、納品タンク違い等の重大事故に直結
3オーダーの納期変更・キャンセル
納品日間際でのオーダー変更やキャンセルの割合が比較的高い
4納期厳守
納期遅れが顧客の製造計画に影響を及ぼすことも特殊な製品では廃棄、食品ロスにつながる場合も
5納品環境
納品先設備のタンクレベル計の動作不良や故障によるオーバーフローリスク
解決策
1安全対策設備の設置や高所作業の軽減
屋根や親綱設置による安全対策の推進、納品時のサンプル採取作業の見直しの検討
2納品作業のユーザー様立ち会い
ドライバーの責任、精神面での作業負荷軽減

3直前の納期変更やキャンセルの回避
ローリー車は台数が限られており、すぐに手配することは困難
4納品環境の改善
時間指定の緩和、将来的には受入タンク投資の検討

5納品設備の管理・メンテナンス
ドライバーが安全に納品できるための設備メンテナンスのお願い
1高所での納品作業
  • 納品に当たり、ドライバーはサンプル採取やハッチ開封、ハッチ切替等、タンク上部に乗り降りしての作業が必要
  • 納品先でのサンプル採取が必要な場合、屋外では雨水混入等にも注意しながら、不安定な体勢で行っている
  • タンク上部は立った場合で約5mの目線の高さとなるが、納品先における高所作業の安全対策の不備は多い

高所作業での墜落の危険を防止する為、墜落制止器具の設置可能な親綱等の設置をお願いいたします。

雨天時に屋外作業でサンプルを採取する際には、雨水混入に注意しながらの不安定な姿勢による作業を余儀なくされております。
屋根付きの納品場所での作業が望ましい状況となっておりますので、納品環境の整備を進めていただきます様、宜しくお願いいたします。

納品作業時の労働災害発生時には安全配慮義務違反として着荷主側が責任を問われる可能性もあります。
※ドライバーの高所作業軽減のため、同行サンプルの活用等、納品時のサンプル採取作業の見直しをご検討ください。

<参考>高所作業に伴う労働災害回避に向けて
  • 納品作業時に高所作業がある場合は、着荷主側に安全対策設備の設置が必要になります。
2022年1月2日改正 労働安全衛生法
墜落制止用器具は、作業中の労働者の墜落による危険を防止するために用いられる保護具をいい、ベルト、ロープ、フック等により構成されており、その構造、性能等について「墜落制止用器具の規格」(平成31年厚生労働省告示第11号) が規定されています。
また、墜落制止用器具は墜落による危険のおそれに応じた性能を有するものを選定しなければならないことから、選定を適切に行うことができるよう「墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン」を策定し、公表しています。
<労働安全衛生法令における墜落防止措置の基本的な考え方>
  • 労働安全衛生法令では、墜落による労働者の危険を防止する措置として、高さ2メートル以上の箇所で作業を行う場合には、作業床を設け、その作業床の端や開口部等には囲い、手すり、覆い等を設けて墜落自体を防止することが原則。
  • ○しかし、こうした措置が困難なときについて、労働者に安全帯を使用させる等、代替の墜落防止措置が認められている。
  • ○労働安全衛生法第42条の基づき、厚生労働大臣が「安全帯の規格」(平成14年厚生労働省告示第38号)を定めている。
    ※安全帯の規格を具備していない安全帯を譲渡等してはならない。
安全帯の規格の概要
2品質・衛生事故
  • ドライバーの作業ミスを起因とした異物混入、油漏洩、納品タンク違い等のトラブルが重大事故に直結
  • ローリーハッチやホース、ジョイント等の設備に関して、食品取扱物として厳しい衛生管理、清潔さを常に確保
  • 一方で納品(タンクへの受入)作業をドライバーが一人で行うケースが大半であり、責任と精神面も含めた作業負担が大きい
  • タンク接続口の形状の違いからジョイントも複数に亘っている現状であり、ドライバーへの管理の負荷が嵩んでいる

タンク接続口を統一化することで、運送会社・ドライバーのジョイント管理の負荷軽減につながるとともに、ジョイント作成費用やジョイント管理本数の削減につながります。

タンク接続口の改造等の費用は必要になりますが、作業の標準化につながる為、タンク接続口の統一に向けたご検討をお願い致します

(ジョイントの一例)
3納品環境
  • 納品先設備であるタンクレベル計の動作不良や故障が放置されており、オーバーフローするリスク
  • 納品場所周辺が油等で汚れており、ドライバーが作業時に転倒するリスク
  • 納品場所までの道路が狭い、納品場所がフォークや車で輻輳している、明かりが無く納品場所が暗い
納品環境に問題がある場合には、納品環境の改善依頼をお願いさせて頂きますので、
ドライバーが安心安全に納品出来るよう環境整備を進めて頂きたく宜しくお願い致します。
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