一般社団法人日本植物油協会は、
日本で植物油を製造・加工業を営む企業で構成している非営利の業界団体です。

製油業界10大ニュース

令和3年の製油業界10大ニュース

 令和3年は、新型コロナ禍による緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が、ワクチン接種の進行もあり、9月末を持って全面解除となりましたが、昨年に引き続き社会面、経済面様々に大きな影響を受けた年となりました。植物油業界は、新型コロナ禍においても安心安全な製品を安定して供給する責務に努めました。その中で、需給逼迫から原料高騰となり安定供給維持へ価格改定に取組む一年となりました。製品需要では、外食産業低迷により業務用の減少が続く一方で、生活様式や食生活の変化から家庭用需要は旺盛、プレミアムオイルの伸長も続きました。令和3年の製油業界10大ニュースは、このような情勢を反映したものとなりました。来年こそは、10大ニュースの多くを明るい話題が飾る年になることを祈っております。

順位 項    目
1 菜種の先物相場が史上最高値を更新、バイオ利用等に伴う大豆の需給逼迫、労働力不足によるパーム油価格高騰等を受け、製油各社が数次にわたる価格改定に取り組む。
2 新型コロナ感染症拡大防止のため、4度に亘る緊急事態宣言による外出自粛を受けた「新しい生活様式」や食生活の変化を受け、家庭用需要は旺盛、業務用は外食産業低迷による減少が続く。
3 温暖化対策視点による植物油へのバイオ燃料需要増加、食糧危機問題(食料かエネルギーか)に現実味。一方、廃食用油へのバイオ燃料需要増で廃食用油需給タイトとなる。
4 内食需要の高まりを背景に、米、ごま油等のプレミアムオイル伸長が続く。オメガ3、セサミンなど油脂の持つ健康機能・成分に注目高まる。
5 長期にわたる搾油の安定供給体制構築を目指し、西日本エリアにおける搾油合弁会社設立の検討開始。
6 人口増加・環境問題を背景に、プラントベースフード(大豆ミート、ベジミート、植物性チーズほか)市場の拡大が続く。
7 プラスチックゴミ削減やリサイクル促進強化へ、国民全員の参画を求める「プラスチック資源循環促進法」が可決(2022年4月施行)。油脂業界では、家庭用製品において環境対応容器の導入が進む。
8 新型コロナウイルス禍からの経済回復等により、世界的なコンテナ不足や10年以上ぶりの海上運賃高騰となる。
9 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催。日本人選手の活躍により、選手村で提供されるメニューや選手の身体をつくる「食」への注目も集まる。
10 2030年度温暖化ガス排出量を2013年度比46%減、産業部門38%減の目標・目安とする地球温暖化対策計画、第6次エネルギー基本計画が閣議決定。

※10大ニュースは、製油業界関連業界紙9社と日本植物油協会会長の投票により選定されたものです。

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