■植物油の使用量推移■
「植物油を減らしたい」は少数派。
健康で過ごすため、植物油との離れられない関係は続きそう 。
また、植物油の使用量の増減について主婦自身はどのように感じているのか、聞いてみました。これによると、「増えた」「やや増えた」「変わらない」とする人が7割程度。「減った」との実感を持っている人は少数派です。特に、20、30代では「減った」実感のある人は2割を下回ります(図表2)
 さらに、今後植物油とどうつきあいたいか、その使用意向を聞いたところ、やはり7割程度の人がこれまでと同じ、あるいはこれまで以上に植物油を使いたいと答えています(図表3)
 ではそうした気持ちを持つのは、どういった理由からなのでしょうか。今後の使用意向の理由について、「増やしたい人」「このままでいい人」「減らしたい人」に分けて分析してみました(図表4)
 これによると、「増やしたい」とする人は「健康に良いと思うので」が66.7%と群を抜いて高く、「子供が大きくなる」「油料理が好き」がそれに続きます。一方、「減らしたい」とする人は「あっさりした食事を好むようになるので」「太りそうなので」「健康に良くないと思うので」が主な理由となっています。
 言うまでもなく、植物油には身体に欠かせない必須脂肪酸が含まれているのをはじめ、ビタミンEがたっぷり含まれていたり、ビタミンAの吸収を高めるなど、健康な食生活になくてはならないメリットがたくさんです。また、腹持ちが良いため、植物油を効果的にとると、ダイエットにも効果的です。こうしたメリットが浸透してか、「健康によいからもっと増やしたい」と思っている方が多く見られるのはうれしい限りです。
 また、「減らしたい」という方が、たとえば年齢が増すことで体調が変わり「あっさりしたものを好むようになる」というのならば、無理からぬこと。でも、もし単なるイメージで「太りそう」「健康に良くなさそう」と思っているのだとしたら、それは正しいとはいえません。植物油の良さをぜひ知っていただきたいものです。
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