特集「うつくしい元気人'98」は長嶋三奈さん!
 日本植物油協会では、キャンペーンスローガン「うつくしい元気、植物油」にちなんで毎年“うつくしく元気な”女性のイメージを聞く「うつくしい元気人調査」ならびに「20~30代の食生活調査」を実施しています。
今回の特集は、この「うつくしい元気人に関する調査」の調査結果です。そこから見えてくるのは、その時代が求める「うつくしさ」のイメージ。さて、今年はどんな女性像が浮かび上がってきたでしょうか。
 なお、「20代~30代の食生活調査」の結果は、次号で発表いたします。

◆「うつくしい元気人に関する調査」調査概要
■調査目的 時代の流れとともに変化していく“うつくしさ”の基準について、現代人がどのように判断しているかを把握する。
■調査内容 「うつくしい元気人」の条件と具体的イメージ
■調査方法 「うつくしい元気委員会」メンバーによるアンケートの配布、回収
*うつくしい元気委員会とは、20~30代の女性で構成される、日本植物
油協会の外部ブレーン組織。
■調査時期 '98年10月
■調査対象 20~30代の男性150名、女性150名、計300名
■調査元 社団法人日本植物油協会&うつくしい元気委員会
■調査対象者
■「健康的」「清潔感」「笑顔」が、「うつくしさ」の三大要素
 「うつくしい元気人」のイメージを探るために、まず「うつくしい」と評価する条件についてうかがいました。条件のベスト3は「健康的」「清潔感がある」「笑顔が似合う」で、これらはここ数年不動の地位を得ています。しかしながら、詳しくみると女性では「言葉づかいがきちんと」という条件が「健康的」に並ぶ勢いで2位。全体でもベスト5に初ランクインして います。見た目の印象もさることながら、会話に大切な「言葉づかい」も「うつくしさ」の大切な要素。そう考えはじめた女性たちの気持ちがうかがえます。

■ 食の重要性に気づきはじめた女性たち
 「うつくしい元気人」の行動条件では 「常に前向き」「一緒にいる人も元気に」「よく笑う」がベスト3になりました。  上位項目のなかで男女差の目立ったのが「よく食べる」。女性では「スポーツをする」を押しのけてベスト5に入っています。 無理なダイエットで健康を損ねる危険性が指摘されつつあるなかで、若い女性たちが食べることの大切さを改めて認識し始めたことがうかがえます。
■「うつくしい元気人」はありのままの自分を大切にするアクティブ女性
 続いて「うつくしい元気人」の具体的イメージについてうかがいました。浮かび上がってきた像をひとことで言えば、オシャレに気を配りつつも飾りすぎず、自分のありのままのうつくしさを大切にするアクティブ女性というところでしょうか。
 例えばヘアスタイル。“茶髪”も“メッシュ”もいいけれど、染めないままの髪をごくナチュラルなカットでまとめたスタイルがトップです。ファッションも、はやりや個性をまったく気にしないではないものの、やっぱりシンプルが一番で、ピアス程度のアクセサリーでさりげなく自己主張するイメージ。また、趣味としてはスポーツ、なかでもテニスが得意で、休暇には旅行やドライブも楽しむというのが「うつくしい元気人」らしいとされています。
 こうして見ると、描き出されたのはとくにドラマのヒロインというわけでなく、ごく身近にいそうな女性の姿。つまり「うつくしい元気人」とは、“遠い理想像”ではなく、等身大の自分に近い“現実的な目標像”ということなのかも知れませんね。
MEMUNEXT