◆結果分析1「うつくしい元気人2000」その条件は?

■うつくしさとは「見た目にあらわれる人となりの良さ」
  まず、「うつくしい」と評価する基準についてうかがいました。トップはやはり「健康的である」こと。調査を始めて以来常にトップを占める項目ですが、今年も8割が支持しています。次いで「清潔感がある」「性格が明るい」「雰囲気がさわやか」と続きます。
 2位以下の内容を総合すると、そこから見えてくるのは自分が健やかというだけでなく、内面からにじみ出る雰囲気の良さで、まわりまで気持ちよく元気づけてくれる人間像。とすると、現代人が捉える「うつくしさ」とは、単に見目かたちが整っているということではなく、見た目にあらわれる人となりの良さといえるかもしれません。
 さて、これを男女別に見ると、結果には少し違いがあることがわかりました。男性が大きく上回った項目からは、男性は外見にもややこだわりがあり、内面的な事柄ではいわゆる“女性らしさ”をうつくしさの要件としてる様子がうかがえます。これに対して女性は、積極的で芯が強い性格、されどまわりへの配慮も忘れない心遣いの持ち主をうつくしいと捉えているよう。昔ながらの女性像を持ち続ける男性と、まさに現代的な女性像を思い描く女性との差がこの結果に表れています。 うつくしさの基準を裏付けるのが、次の「うつくしい元気人に欠かせない行動条件」に対する回答。上位項目は「元気ではつらつ」「遊びも仕事も意欲的」「よく笑う」などで、やはりポジティブで明るい性格の人がイメージされているようです。
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