一般社団法人日本植物油協会は、
日本で植物油を製造・加工業を営む企業で構成している非営利の業界団体です。
平成22年の製油業界に関する10大ニュースは、関係者の投票により次のとおりとなりました。国際市場における油糧種子の価格上昇の反面、国内市場では消費収縮・低価格志向のため、業界にとっては大変厳しい年となり、それらが現れた内容になりました。 この1年間、皆様から賜りましたご指導・ご交誼に感謝申し上げます。
順位 | 項 目 |
1 | 油糧種子、製品とも国際価格上昇、国内市場不調が製油業界を直撃 |
2 | 油糧種子と油脂の国際価格、新たな高水準へ移行 |
3 | 中国、4,5月に月間600万トン超の大豆輸入、需要の増勢継続 |
4 | 明糖油脂(株)、搾油業から撤退 |
5 | 大豆搾油今年も不調、大豆ミールの輸入が引き続き増加。2年連続で国内市場の過半越え |
6 | 国内市場低迷の中、パーム油輸入は増勢が継続 |
7 | 消費者庁、トランス脂肪酸情報開示指針(案)に続き栄養成分表示制度の検討開始 |
8 | 大豆備蓄事業、22年度末で36年間の歴史に終焉(23年度予算計上せず) |
9 | 食用油の原料原産地表示、不適切・不要の正論に収拾 |
10 | 年間を通じて異常な円高が進行 |
10 | WTOは今年も休眠、代わって環太平洋パートナーシップ構想(TPP)が浮上 |
注:第10位は投票による得点が同点であったため、2つの話題が10位となりました。