植物油との出会いが生んだ世界の即席麺

3.即席麺 ア・ラ・カルト

 即席麺は、元祖チキンラーメン以来、消費者の皆様のニーズにお応えするため多様な製品が登場してきました。中には、即席ではなく、じっくり時間を掛けて調理する製品も現れています。“手軽さ”というコンセプトを基本としながら、種類、味、スープやかやくのバラエティーが驚くほど豊かになりました。

 また、容器包装のサイズもレギュラーのみならずミニや大型、超大型など広がりを見せています。「3分間クッキング」から、日本の食生活における一つの食材としての地位を確立しました。

 こうした味付け、麺の特性、包装形態などによって即席麺を分類してみましょう。

包装容器……… 袋麺、カップめん(紙容器、プラスチック容器)、サイズ
麺の種類……… 中華麺、和風麺(うどん、そば)、欧風麺(スパゲティー)
乾燥法………… 油揚げ、熱風、フリーズドライ
味付け………… 味付け麺、スープ別添麺
調味料・風味… しょう油味、みそ味、塩味、豚骨味、カレー味、ソース味 等々
食べ方………… 汁もの(ラーメン、かけそば、うどん等)、その他(焼きそば、冷やし麺、つけ麺、ざるそば、スパゲティー等)

 これら要素の組合せで様々なタイプの即席麺が作られています。全国で発売された即席麺の銘柄数はJAS製品だけで1,081(平成20年度)にのぼります。内訳は袋麺238種類、カップ麺843種類でした。

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