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Q10:劣化した油を食べると、健康にどんな害があるの?
 劣化した油を食べたための健康危害については、事例がほとんど見られません。見るからに重い感じがして、臭いも悪くなった油はそもそも食べる気が起こらないため、事故が生じていないとも言えるのではないでしょうか。劣化した油による健康上の害については動物実験によって各種の内臓器官の機能低下などの結果が報告されています。したがって仮に人間が食べた場合には、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が生じると推測されますが、動物実験に用いられた油は、とても人間が食べようとは思いつかないほどに劣化した油です。ただ加工食品に含まれた油の場合、劣化の度合いが目や鼻で判断できないため、間違って食べて下痢などの症状を起こすことが考えられますので、かりんとうなどの油菓子や即席麺などには行政によるガイドラインが設けられています。実際に召し上がる場合には、賞味期限をよく確認されることが大切です。

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