不況がもたらした食生活の変化-アメリカの勤労世代の食生活 -

3.調査対象者の属性

 分析に用いた国民栄養調査の対象者である勤労世代の平均的な属性は、表1のようになりました。

表1 調査対象の平均的属性
(1946~86年に生まれた人)

  2005~06年度調査 2007~08年度調査 2009~10年度調査
対象者(個票)数(人) 3,014 3,294 3,531
平均年齢(歳) 39.22 41.30 43.27
出生年次別構成比(%)      
  1946~55年生まれ 23 22 23
  1956~65年 27 29 27
  1966~75年 26 24 25
  1976~85年 25 25 25
男性の割合(%) 49 48 49
人種構成比(%)      
  白人 70 69 69
  黒人 12 12 11
  ヒスパニック 12 14 14
  その他 6 5 6
既婚者の割合(%) 66 66 66
学歴別構成比(%)      
  高校卒業以下 24 24 22
  大学卒業以上 62 58 61
1家庭当たり家族数(人) 3.14 3.15 3.14
家庭の収入別構成比(%)      
  貧困ラインの130%以下 16 18 17
  131~200% 13 12 12
  200%以上 72 70 70

 表1で明らかなように、調査対象者の平均的な属性は3回の調査において、いくつかの項目で若干の変化が見られるものの大きい変化はなく、平均年齢は2歳ずつ上昇しています。したがって、これらの食生活の変化を観察することは、勤労世代層全体の変化であるとみなすことができると判断されました。

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