「うつくしい元気人に関する調査」結果発表!
 日本植物油協会では、首都圏の主婦を対象に植物油に対する意識、使用実態などに関する調査を実施しました。今回は、その結果について、2000年に行った調査結果との比較も交えてご報告します。

  調査方法:首都圏在住の20~69歳の主婦を対象としたFAX調査
  回収数: 発送数430票、有効回収数352票
  調査日: 2002年10月10日~16日。
1.植物油の認知および使用経験

 まず、植物油の認知および使用経験についてです(図1)。認知の高いのは「ごま油」「サラダ油」「オリーブ油」「べに花油」「なたね油」「コーン油」で、9割を超える人たちの認知を得ています。使用経験は認知とほぼ相関していますが、「ごま油」「サラダ油」「オリーブ油」の3種類は9割以上が使った経験がある上に現在使用率も7割以上にのぼっており、まさに現代家庭の定番油。イタリア料理への注目から急速に普及した「オリーブ油」の躍進ぶりには、あらためて目を見張ります。


 認知について、年代別で比較してみました(図2)。ほぼ全員が認知している上位6位まではさておき、それ以外のものでは年代でばらつきがあります。例えば、かつては消費量のトップだった「大豆油」は50代以上の年配層では6割以上が知っているのに対し、20代・30代の若年層では4割前後にとどまります。また、「脂肪がつきにくいタイプの油」は20代の認知が高い一方50代・60代の認知が低く、「グレープシードオイル」も他層に比べて60代の認知が低いなど、新しいタイプの油では年配層より若年層の認知が高い傾向が見られます。油にも時代によって流行があり、それが年代による認知の差につながっているということでしょうか。

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