食用油は物価の優等生
 下のグラフは過去25年間の食品の物価上昇推移です。食料全体では約1.7倍上昇しているの に比べて、マヨネーズは25年前と同じ価格、マーガリンや食用油はむしろ価格が下がっていることがわかります。まさに、植物油は“物価の優等生”なのです。
 米ぬか以外の、実に95%以上の原料が海外から輸入されており、原料価格の激しい変動にもかかわらず植物油の価格が安定しているのは、各メーカーの努力の結果 にほかなりません。
 もともと植物油は国際的に流通する商品であり、各メーカーは工場の合理化を積極的に進めて競争力を高めてきました。そういった長い努力と家庭の食卓に影響を及ぼしたくないという私たちの思いが重なって、価格安定をもたらしてきたのです。
 長引く経済不況により、さらなる企業努力が求められる厳しい時代ですが、植物油業界では懸命の努力を続けていることを知っていただければ幸いです。
MEMU